サッカー
[サッカー]YMCAサッカークラスについて
大阪YMCAでは、サッカークラスを1964年に「体育が苦手な子どもたちが、体育が好きになるクラス」のカリキュラムの一環ではじまり1968年大阪堺YMCAでサッカークラスを開始し、以来約50年以上クラス展開をしています。
YMCAサッカーは子どもたちが、サッカーを通じてより良い成長ができることを目的にクラスを実施しています。サッカーを通じて、精神・知性・身体のバランス良い成長とともに、集団活動を通じて社会性を育むことをねらいにしています。
YMCAサッカーの特徴をみなさんに紹介したいと思います。
まず集団活動にはルールがあります。サッカーにもルールがあります。ルールがあるからこそ子どもたちは楽しむことができます。私たちのクラスでのルールを紹介します。クラスルールは3つしかありません。しかし、この3つのルールは子どもたちが今後成長して出ていく社会でも通用するルールです。
① リーダー(指導者)の話をきくこと
あたりまえのことですが、コミュニケーションには、伝えることだけでなく、聞くことが重要になります。特に安全についてのこと、次の行動の指示など聞いていないと子どもたち自身が困ってしまうことがないように、指導者の話を聞くことを大切にしています。私たち指導者も年齢に合わせて、聞いてもらえるような工夫や努力をしています。
② からだに異常を感じた時には無理をしないでリーダーに伝えること
スポーツをしていると、夢中になりすぎて自分のからだを考えることを忘れてしまうことがあります。特に幼児や低学年の子どもは、トイレなども忘れてしまうことがあります。高学年になると、からだに痛みがあっても無理をしてしまうことがオーバーワークにつながります。無理をすること頑張ることは違います。子どもたちがリーダーに伝えやすいように私たちも雰囲気を大切にしています。子どもたちが自分のからだを大切にできるようにという願いのあるルールです。
③ 楽しく、人が喜ぶことをたくさんしてサッカーをする
スポーツは楽しいものです。しかし、思い通りにいかないことや、人と衝突してしまうこともあります。仲良く楽しんでみんなでサッカーができる方が良いです。YMCAサッカーでは、「○○はしない」「○○はダメ!」ということも場合によっては言いますが、それ以上に「○○しようよ!」「○○してみたら?」と肯定的な言葉を使います。「人にしてもらいたいと思うことは何でも、人にしなさい」という聖書の言葉を大切にしています
YMCAサッカークラスでは、こどもたちのサッカーを大切にするとともに、サッカー以外の普段の生活でも発揮できるスキルや、こころの成長を大切にしています。
すべてはこどもたちの輝く未来につながるように、またひとりひとりが平和な社会を築いていける一員になれることを願って活動しています。
クラス開始から2か月が経とうとしています。新しい仲間、リーダーたちなどとクラスの雰囲気も益々明るく元気になってきています。これからもたくさんのお友だちと出会えることを楽しみにしています。